ワープロ・パソコン通信

ワープロ・パソコン通信

嗚呼、なつかしのパソコン通信がとうとう終了するのか。。。自分が中学生のころのパソコンのイメージは完全なスタンドアローンだったから、初めてパソコン通信に触れてパソコンがどこか他の何かとつながったときは感動したっけ。

最初なんかモデムから怪奇音(ネゴシエーションの音)が聞こえてなにかまずいことをしてしまったのじゃないかとビクビクしながらだったなぁ。それでも期待に胸を躍らせていたような気がする。

最初に触ったモデムは2400bpsのモデム。つまり理論上通信速度は2400bpsしか出ない。そんなしょぼい回線速度でせこせことパソコン通信につないでは掲示板を読んでいたっけなぁ。今はメガクラスの通信速度があたりまえになってるから想像もできないよね。2400bpsくらいの通信速度だと、文字が徐々に転送されてくる様がみえるのよ。あれは結構興奮したなぁ。

単純に考えれば2400bps = 300octet。要するに1秒間に300文字しか送れない。さらに伝送されてくるバイトするが全部日本語の場合1文字が2バイトだから秒間150文字。もちろんこの計算は伝送のオーバーヘッドや、回線のノイズ(アナログだから特に)なども考慮していないから実際はもっと小さな値になるはず。

ちなみに今デジカメなんかでとった500KBの写真がを送信しようとすると、理論値が出せたとしても500KB/300(b/s) = 28.4444分かかるみたい。そんな時代だったわけですよ。

こんな感じでまさに通信しているっていうのが実感できたから面白かったんだろうなぁ。今は8Mbpsだの100Mbpsだのと高速だし、基本的なインターネットはWebブラウザでWebページを閲覧するわけだから伝送されているイメージがわかないよなぁ。最初こそ感動したけど、やっぱりあのコンソールに徐々に表示されていくのがたまらないね。

別にまたやろうというわけじゃないけど、昔ながらのものがなくなると寂しいものだよね。